
ペット保険ってどんなものがあるのか迷っていませんか?
「ペット保険について考える」
今回はアイペット損保の保険のメリットとデメリットをまとめました。
アイペット損保とは
アイペット損保は2004年に設立された損害保険会社です。
ペットと人とが共に健やかに暮らせる社会を目指しています。
保険の種類
「うちの子」「うちの子light」の2種類があります。
うちの子
「うちの子」の概要
補償対象:通院、入院、手術
プラン:50%、70%
新規加入:12歳11ヶ月まで
補償:一生涯
精算方法:窓口で保険証提示
付帯サービス:なし
特約:ペット賠償責任特約
割引:多頭割引
通院、入院、手術の全てに対応している保険です。
12歳11ヶ月まで新規加入を受け付けているので、高齢でも入りやすい保険です。
こんな人におすすめ
・通院、入院、手術のすべてをカバーしたい人
・保険金の請求を楽に済ませたい人
うちの子light
「うちの子light」の概要
補償対象:手術、手術に伴う入院
プラン:90%
新規加入:12歳11ヶ月まで
補償:一生涯
精算方法:後日請求
付帯サービス:なし
特約:ペット賠償責任特約
割引:多頭割引
「うちの子light」は手術に特化した保険です。
通常の通院や入院は補償の対象になりません。
保険料が割安で手厚い保証になっています。
こんな人におすすめ
・もしもの時に備えたい人
・保険料を安く抑えたい人
保険料
基本保険料は犬種のランク、年齢によって決まっています。
(例)カニンヘン・ダックスフンドの場合(品種クラスA・犬Ⅰ、年払い)
年齢 | うちの子(50%) | うちの子(70%) | うちの子light(90%) |
---|---|---|---|
0歳 | 28,850 | 35,980 | 13,260 |
1歳 | 28,850 | 35,980 | 11,500 |
2歳 | 28,850 | 35,980 | 12,760 |
3歳 | 32,070 | 40,630 | 17,290 |
4歳 | 35,410 | 45,290 | 20,540 |
5歳 | 38,890 | 50,170 | 24,880 |
6歳 | 42,550 | 55,290 | 27,560 |
7歳 | 46,410 | 60,470 | 30,490 |
8歳 | 50,500 | 66,070 | 34,110 |
9歳 | 55,940 | 73,700 | 38,080 |
10歳 | 61,420 | 81,380 | 42,790 |
11歳 | 67,580 | 89,950 | 46,540 |
12歳~終身 | 74,140 | 99,200 | 49,740 |
※年齢は加入当初の年齢です。
保険料は12歳までは毎年上がりますが、12歳からは定額になります。年齢が上がると保険料が高くなるところが多いので、定額になるのはありがたいです。
「うちの子」と「うちの子light」では保険料の上がり方に違いがありました。
「うちの子light」は保険料の上がり方に年齢差が少ないですが、「うちの子」では高齢になるにつれて保険料の上がり幅が大きくなっていました。
「うちの子(70%)」と「うちの子light」の保険料上がり幅
うちの子(70%)
3歳 → 4歳:45,290円 - 40,630円 = 4,660円
11歳 → 12歳:99,200円 - 89,950円 = 9,250円
うちの子light(90%)
3歳 → 4歳:20,540円 - 17,290円 = 3,250円
11歳 → 12歳:49,740円 - 46,540円 = 3,200円
また、年払いにすると月払いに比べて、保険料が3%安くなります。
補償の内容
うちの子(50%) | うちの子(70%) | うちの子light(90%) | |
---|---|---|---|
通院 | 1日12,000円まで (年22日まで) | 1日12,000円まで (年22日まで) | - |
入院 | 1日12,000円まで (年22日まで) | 1日30,000円まで (年22日まで) | 手術を含む入院のみ (手術1回あたり10日まで) |
手術 | 1日100,000円まで (年2回まで) | 1日150,000円まで (年2回まで) | 1日500,000円まで (年2回まで) |
補償限度額 | 最大728,000円まで (年間) | 最大1,224,000円まで (年間) | 最大1,000,000円まで (年間) |
各保険の補償額には上限があります。
通院に関しては補償割合に関わらず、支払限度額は1日12,000円まででした。
手術は「うちの子light」で圧倒的に補償額が大きくなっています。
手術に特化しているので、手厚い補償になっています。
注意点としては、「うちの子light」では最低支払対象治療費が設定されています。手術で3万円に満たない場合は保険金の支払いがありません。
補償の対象外
基本的に予防できる病気や健康体に対する医療は補償の対象になりません。
・契約以前に発症していた病気、先天性疾患
・ワクチンで予防できる病気
・妊娠・出産に関わる費用
・病気やケガにあたらないもの
・予防費用
・検査費用
・健康食品•医薬部外品
・代替医療
・治療付帯費用
予防医療である狂犬病の予防接種や混合ワクチン、フィラリアの予防薬は対象外です。マイクロチップの挿入費用も同様です。
意外ですが、医療目的であっても薬用シャンプーやイヤーローション、療養食、サプリメントは補償されません。
また、地震や噴火などの自然災害によって起こったケガも対象外になります。
特約
各保険には特約を付けることができます。
ペット賠償責任特約
・愛犬が他人や他人のペットにケガをさせてしまった
・物を壊してしまった
こんな事故によって法律上の賠償責任を負った場合、 1事故につき500万円まで補償してくれる特約です。
保険料はそれぞれの保険に月額130円プラスすることで加入できます。
また、多頭飼いの場合、1匹申込むことで同じ飼い主さんが飼っている他のペットも補償の対象になります。
アイペット損保のメリット
必要な保険を選べる
補償によって3種類から選ぶことができます。
多くの動物病院で使える
アイペットの保険は全国5,550施設の動物病院で使うことができます。(2022年4月1日現在)
これらの動物病院では窓口で精算ができます。
アイペット損保対応の動物病院でない場合も後日、書類を郵送すれば保険金の支払いを受けることができます。
免責金額がない
免責金額とは補償額のうち自己負担しなければならない金額のことです。
例えば、通院費10,000円、免責金額3,000円、プラン70%の場合の補償額は
(10,000 - 3,000)× 0.7 = 4,900円
免責金額がない場合は
10,000 × 0.7 = 7,000円
になるので、2,100円分もらえる額が少なくなるということです。
アイペット損保の保険は免責金額がないので 1円から保険が使えます。
少額から使えるので通院でもしっかり補償され安心です。
保険金請求が簡単
「うちの子」では窓口の精算ができます。
アイペット損保対応の動物病院で「保険証」または「マイページ画面」を提示することで動物病院の窓口で支払いが済みます。もちろん、支払いは自己負担額のみです。
人の健康保険と同じ仕組みですね。書類の記入や郵送の手間がないので楽です。
多頭割引
アイペットには多頭飼いしている飼い主さんには嬉しい多頭割引があります。
2匹、3匹一緒に申し込むと2%引き、4匹以上の申し込みで3%引きになります。
ただし、 1匹目に契約した子に対しては多頭割引が適用されないので要注意です。2匹同時に契約した場合は、2匹とも割引対象になります。
アイペット損保のデメリット
年間の回数制限がある
通院や入院は年20日まで、手術は年2回までの回数制限があります。
皮膚病や腎臓病などの慢性疾患で長期の通院になった場合、回数制限以上になってしまうことがあります。
最低支払対象治療費がある
「うちの子light」には最低支払対象治療費が設定されています。
手術をしても3万円以下の場合は保険金が支払われません。
3万円以上であれば、通常通り補償を受けることができます。
まとめ:使える病院が多く使いやすい
・保険の種類は3種類。
・多くの動物病院で使える。
・少額でも使える。
・保険の使用回数に上限がある。
・「うちの子light」は、最低支払対象治療費が設定されている。
アイペット損保には保険証提示サービスがあります。
「うちの子」では窓口で保険証を提示するだけで清算が完了します。1度保険金請求をしたことのある人なら分かると思いますが、書類を集めて郵送するのはかなりの手間です。病院で清算が完了するのであれば、かなりありがたいです。
ただ、手術に特化した「うちの子light」では保険証提示での精算ができないので要注意です。
気になる補償内容があったらまずは資料請求してみてください。
保険会社の資料を見てわんちゃんに合った保険を見つけてください。