
ペット保険ってどんなものがあるのか迷っていませんか?
「ペット保険について考える」
今回はPS保険の保険のメリットとデメリットをまとめました。
PS保険とは
PS保険はペットメディカルサポート株式会社が販売している保険です。
2014年から大和証券グループより出資とサポートを受けています。
「愛犬・愛猫と安心して暮らせるようにしたい。」そんな思いから生まれたペット保険です。
保険の種類
PS保険
「PS保険」の概要
補償対象:通院、入院、手術、車イス
プラン:50%、70%、100%
新規加入:8歳11ヶ月まで
補償:一生涯
精算方法:後日請求(郵送)
付帯サービス:獣医師ダイヤル
特約:ペットセレモニー特約
割引:なし
通院、入院、手術、車イス補償があります。
車イス補償は、事故で歩行が困難になった際に、車イスなどの装備・装具の費用を補償してくれます。
他の保険会社ではあまり見ない補償です。
また、プランは50%、70%、100%の3種類あります。
100%まで補償するプランは珍しいです。
こんな人におすすめ
・通院、入院、手術のすべての補償がほしい人
・医療費を100%補償してほしい人
保険料
基本保険料は犬種のランク、年齢によって決まっています。
(例)カニンヘン・ダックスフンドの場合(小型犬、年払い)
年齢 | 50%補償プラン | 70%補償プラン | 100%補償プラン |
---|---|---|---|
0~2歳 | 16,480 | 24,430 | 30,420 |
3~5歳 | 19,960 | 27,560 | 34,870 |
6~8歳 | 28,540 | 34,790 | 46,590 |
9~11歳 | 30,130 | 36,720 | 49,360 |
12~14歳 | 34,000 | 41,440 | 55,920 |
15~17歳 | 34,000 | 41,440 | 55,920 |
18歳~ | 34,000 | 41,440 | 55,920 |
※年齢は加入当初の年齢です。
保険料は3年に1回上がります。どのプランも年齢による保険料の上がり幅に大きな違いはありませんでした。
補償割合が上がるとその分保険料も高くなります。
年払いにすると月払いに比べて、保険料が割安になります。
補償の内容
50%補償プラン | 70%補償プラン | 100%補償プラン | |
---|---|---|---|
通院 | 1日10,000円まで (年20日まで) | 1日10,000円まで (年20日まで) | 1日10,000円まで (年20日まで) |
入院 | 1日20,000円まで (年30日まで) | 1日20,000円まで (年30日まで) | 1日20,000円まで (年30日まで) |
手術 | 1日100,000円まで (年2回まで) | 1日100,000円まで (年2回まで) | 1日100,000円まで (年2回まで) |
車イス | 最大100,000円まで | 最大100,000円まで | 最大100,000円まで |
各保険の補償額には上限があります。
補償割合に関わらず、金額・回数の上限は同じになっています。
100%補償プランでも金額上限以上かかってしまうと、その分は補償金が支払われなくなります。手術の上限10万円は超えることも普通にあると思います。100%プランでは10万円だと少し物足りない印象です。
補償の対象外
基本的に予防できる病気や健康体に対する医療は補償の対象になりません。
・契約以前に発症していた病気、先天性疾患
・ワクチンで予防できる病気
・妊娠・出産に関わる費用
・病気やケガにあたらないもの
・予防費用
・検査費用
・健康食品•医薬部外品
・代替医療
・治療付帯費用
予防医療である狂犬病の予防接種や混合ワクチン、フィラリアの予防薬は対象外です。マイクロチップの挿入費用も同様です。
意外ですが、医療目的であっても薬用シャンプーやイヤーローション、療養食、サプリメントは補償されません。
また、地震や噴火などの自然災害によって起こったケガも対象外になります。
特約
ペットセレモニー特約
どんな子にも必ず訪れるお別れのとき。この特約ではペットの火葬費用を負担してくれます。
この特約は金額が一定ではなく、保険料と同様に年齢とともに上がっていきます。
0~2歳は月60円ですが、12~14歳では月610円まで上がっています。
高齢になった時の保険料も念頭に置いて入るか考えたいですね。
PS保険のメリット
必要な保険を選べる
補償によって3種類から選ぶことができます。
「100%補償プラン」がある
他社の保険ではあまり見かけない、「100%補償プラン」があります。
かかった医療費を全額補償してほしいと考える人にはおすすめです。
プランとしては100%補償ですが、上限金額が設定されているので、高額になると他のプランと補償額が変わらないこともあります。
免責金額がない
免責金額とは補償額のうち自己負担しなければならない金額のことです。
例えば、通院費10,000円、免責金額3,000円、プラン70%の場合の補償額は
(10,000 - 3,000)× 0.7 = 4,900円
免責金額がない場合は
10,000 × 0.7 = 7,000円
になるので、2,100円分補償額が少ないということです。
PS保険は免責金額がないので 1円から保険が使えます。
少額から使えるので通院でもしっかり補償され安心です。
歯科治療も対象になる
多くの保険で補償対象外になりがちな歯科治療も補償対象になります。
歯周病や治療のための歯石除去もしっかり補償されます。
今は3歳以上の犬の8割が歯周病と言われています。かかりやすい病気を補償してもらえるのは嬉しいですね。
PS保険のデメリット
年間の回数制限がある
通院年20日まで、入院は年30日まで、手術は年2回までの回数制限があります。また、1日ごとに上限金額が決まっています。
皮膚病や腎臓病などの慢性疾患で長期の通院になった場合、回数制限以上になってしまうことがあります。
また、高額になる手術も10万円以上は支払われないので要注意です。
まとめ:他社にはない個性的な保険
・保険の種類は3種類。
・車イス補償がある。
・歯科治療が対象になる。
・免責金額、免責期間、最低診療費の制限がない。
・補償の上限回数、金額がある。
PS保険には他社にはない補償や特約があります。
気になる補償内容があったらまずは資料請求してみてください。
保険会社の資料を見てわんちゃんに合った保険を見つけてください。