闘病記

椎間板ヘルニアの治療方法を再検討

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椎間板ヘルニアの治療方法を再検討
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2022/11/26

CTを撮り治療方針が固まったところでもう一度治療について考えてみました。

内科療法

基本的にグレードI、グレードIIで内科療法が使われます。

治療方法は薬の投与(ステロイド、消炎鎮痛剤、ビタミン剤など)と絶対安静です。

内科療法での回復率は…

グレード回復率
グレードI100%
グレードII84%
グレードⅢ100%
グレードⅣ50%
グレードⅤ7%
内科療法の回復率

グレードⅣ以上になると内科療法での回復率が著しく下がります。

◎メリット

・体の負担が少ない。

△デメリット

・グレードが上がると効果が出にくい。
・元気な子にとってはストレスが溜まる。

外科療法(手術)

椎間板ヘルニアの多くはグレードⅢ〜Ⅴが手術適用になります。

飛び出した椎間板を削り、脊髄の圧迫をなくします。

手術後の回復率は…

グレード回復率
グレードⅢ95%
グレードⅣ90%
グレードⅤ60%
手術の回復率

思っていたより回復率が高いですね。

深部痛覚があるかないかで予後が大きく変わってきます。

術後のリハビリが大切になるので気長に治療と向き合う必要があります。

◎メリット

・グレードが高くても効果がある

△デメリット

・体に負担がかかる
・高齢では難しい
・費用が高い

針治療

鍼でツボを刺激することで鎮痛物質やホルモンが分泌され、痛みが和らいだり免疫力を高めることが分かっています。

鍼治療は椎間板ヘルニアにも効果があり、薬を使わなくても良くなることがあります。

体の負担が少ないので手術をしたくない場合に有効な選択肢になります。

ただ、鍼治療を取り入れている病院でないとやってもらえません。鍼治療をやっている病院を探す必要があります。

◎メリット

・体の負担が少ない

△デメリット

・施術のための定期的な通院が必要
・すべての病院ではやっていない

幹細胞治療(再生医療)

グレードが高いけど高齢で手術ができなかったり、薬の副作用や手術のリスクが心配な場合は幹細胞治療という方法もあります。

幹細胞治療は点滴によって幹細胞を投与し、損傷した神経細胞を再生させます。

普通の治療法ではリスクが高かったり、これまでの治療では効果が出なかったわんちゃんにも効果が出るかもしれません。

しかし、最先端の技術で対応できる病院が少ないので、幹細胞治療をやるなら病院を探して行く必要があります。

また、費用も手術並にかかります。

◎メリット

・これまでの治療で良くならなかった場合も効果が期待できる
・副作用が少ない

△デメリット

・費用が高い
・すべての病院ではやっていない

これらを踏まえて今できる治療があるかを考えました。

現段階で内科治療としてステロイド、ビタミンB、脊髄の血液循環を良くする薬をもらっています。

そしてあと10日は絶対安静と言われています。

手術は今はできないのでパス。

鍼治療は犬でもでき、椎間板ヘルニアにも効果があることを今回初めて知りました。

鍼治療をやってみたいと思い調べてみたら近くの動物病院ではどこもやっておらず、片道3時間かかる病院でやっているのを見つけました。

さすがに往復6時間の車移動はもかにとっても負担になると思い今回は諦めました。

やっぱり今のところは内科療法で安静にしているのが1番みたいです。

あとは寒くなってきているので温めてあげたり、興奮しないように気をつけます。

……………

2022/11/29

薬を飲み始めて2週間ちょっとが経ったところでもかに変化が出てきました。

これまで引きずっていた後足で立とうとするようになったのです。

ちょっとでも変化が見られたことで歩けるようになるかもしれない希望が見えました。

それでもまだ安静が必要な時期なので動くのは我慢してもらいます。

立とうとするもか

……………

2022/12/2

少しずつ足が動くようになってきたのか、歩きたがるようになりました。

一方で動きたいけど動きが制限されるストレスで怒ることも増えました…

暴れられてしまうと困るのでその場で噛めるおもちゃを渡してみました。激しくならない程度にカミカミして遊んでいます。

おもちゃで遊ぶもか

今回、ケージレストについて思ったことがあります。

ケージレストと言うとケージの中にずっと入れておかなければいけないと思っていて正直不安が大きかったです。

でも、ケージレスト・絶対安静と言われますが、その子の性格に合わせて静かにできる方法で過ごせれば良いのかなと思っています。

もかは人がいる状態でケージに入れておくと出してほしいと暴れるので部屋の中に出しています。

そうすると満足して座っているのでこの子にはケージの中より外の方が安静に過ごせています。

獣医師の先生も「ケージの中で暴れちゃう子はリードを机の足にしばって動ける範囲を狭くすればそれでもいいよ」と言っていました。

あとちょっと静かに過ごす期間。頑張ろう。

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犬が大好きな元動物看護師。ペットフーディスト。ホリスティックケアカウンセラー。ペットフードマナー検定合格。 カニンヘン・ダックスフンドのくっきー(15歳)・もか(5歳)と楽しく暮らしています。犬を飼うときに知っておきたい知識や情報を発信しています。 ダックスフンドと暮らして分かった病気や経験についても載せているので参考にしてくださいね。

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