愛犬にご飯をあげた後の食器を洗うとき、ぬるぬるして困ったことはありませんか?
食器用洗剤を使ってもなかなかぬめりが取れなくて洗うのが大変ですよね。
そのぬるぬる食器はきれいに洗わないと細菌がどんどん繁殖していきます。
ぬるぬるの正体は細菌の膜なので、通常の食器用洗剤を使っても簡単には落ちません。
細菌をらくに落とす方法は4つありますが、おすすめはペット用の食器洗剤を使うことです。
ペットの食器洗剤はぬるぬるを落としやすいうえ、わんちゃんの身体のことを考えて天然由来の成分が使われています。
この記事を読めば、わんちゃんにも安全な方法でぬるぬるの食器をらくに洗う方法が分かります。
毎日の食器洗いがストレスなく終わるので、ぜひチェックしてくださいね。
\ イチオシの犬用食器洗剤 /
食器のぬるぬるの正体
犬の食器にできるぬるぬるの正体は「バイオフィルム」という膜です。
バイオフィルムとは微生物が物質に付着して形成する膜のことで、多くは多糖類・タンパク質・DNAなどから構成されます。
ぬるっとした中に細菌がたくさんいるイメージです。
つまり ぬるぬるしている=バイオフィルムが出来る=細菌が繁殖している ということになります。
バイオフィルムは細菌が外的要因から身を守るために形成されます。
排水溝や花瓶にできるぬるぬるもバイオフィルムで、歯垢もバイオフィルムの一種なんです。
犬の食器がぬるぬるする理由
犬の食器がぬるぬるするのは細菌が繁殖しやすいからです。
犬の食器が人の食器より細菌が繁殖しやすい理由は2つあります。
唾液の質が違う
細菌の繁殖には唾液の質が関係しています。
人の唾液は弱酸性(約pH6.8)なのに対し、犬の唾液は弱アルカリ性(pH8〜9)です。
多くの微生物は中性〜弱アルカリ性で繁殖しやすく、犬の唾液がついたお皿は絶好の繁殖場所となります。
時間が経つほど細菌が増えていくので、洗ってもぬるぬるが落ちにくくなるのです。
ごはんのカスが栄養になる
ごはんのお皿に残っているカスは細菌にとって最高の栄養になります。
「うちの子はごはんのお皿をきれいになめるよ。」という場合でも要注意です。
見た目はきれいに見えても食器にはごはんのカスが残っています。
ドッグフードは栄養バランスを考えて作られているため、ごはんのカスを食べて細菌はどんどん増えていきます。
これらが原因となって犬の食器では細菌が繁殖しやすく、時間がたつとぬるぬるしてしまうのです。
食器用洗剤でぬるぬるが落ちにくい理由
ぬるぬるの正体が細菌となるときれいに洗いたいですよね。
しかし、わたしたちが使っている食器用洗剤ではなかなかぬめりが落ちません。
その理由は食器用洗剤はアルカリ性の汚れを落としにくいからです。
多くの食器用洗剤は中性です。
毎日使う洗剤はお肌や材質に優しい中性が採用されています。
食器用洗剤は付着してから時間の経っていない軽い汚れを落とすのに適しているため、頑固な油汚れやこびりついた汚れは落とすことができません。
そしてアルカリ性の汚れとも相性がよくないのです。
じゃあ、どうやって洗えばいいのかを見ていきましょう。
犬の食器のぬるぬるをらくに落とす洗い方
そこでどのように洗ったらぬるぬるしたアルカリ汚れを落とすことができるのか考えていきます。
洗う前に拭き取る
バイオフィルムは細菌の膜です。
洗う前にぬるっとした部分をティッシュなどで拭き取るとバイオフィルムが壊されるので、食器用洗剤でも簡単に洗うことができます。
簡単にでき1度さっとふき取るだけでも全然違うので試してみてくださいね!
すぐに片付ける
時間を置かずにすぐに片付けることも効果的です。
細菌は時間の経過とともに増えていきます。
細菌が増えてしまう前に片づけることでぬるぬるするのを防ぎます。
それでも元々わんちゃんの唾液はぬるっとしているので少しぬるぬる感は残ります。
ぬるぬるがひどくなる前に片付けるイメージです。
メラミンスポンジを使う
メラミンスポンジもバイオフィルムを壊すのに適しています。
メラミンスポンジといえば激落ちくんが有名ですね。
激落ちくんは洗剤を使う必要がないので人気があります。
実際に試しましたが、メラミンスポンジを使うとすぐに落ちるのでびっくりしました。
手軽に使えるのがいいところですが、気を付けたいこともあります。
- 食器が傷つくことがある
- スポンジ自体が汚染されることがある
メラミンスポンジは研磨して汚れを落とします。
そのため、研磨により食器が傷ついたりスポンジ自体が汚染されることがあります。
スポンジ自体に汚れがつく=細菌がスポンジにくっついたままの状態になります。
細菌はスポンジ上でも増えますし、この状態で次に食器を洗う…と考えると少し気が引けます。
衛生面で気になるならメラミンスポンジを1回ごとに捨てるという手もありますが、それなりに安価に買えても少しもったいない気がしてしまいますね。
メラミンスポンジには向いていない食器もあるので気をつけましょう。
メラミンスポンジが使えない素材
・コーティングされた食器
・漆器
・陶器
ペット用の食器洗剤を使う
ペットの食器を洗う専用の洗剤もあります。
ペット用の食器洗剤の多くは無添加や天然由来の成分を使用しているため安心して使うことができます。
泡切れがいいものも多く洗うときのストレスが激減します。
無添加や天然成分を使っている分、普通の食器用洗剤と比べると高価なのがデメリットです。
おすすめの食器洗剤を紹介していきますね。
おすすめのペット用食器洗剤
無添加や天然由来の成分を使っているペット用食器洗剤を紹介します。
VISIOS オリジナル食器用洗剤
100%天然成分由来で万が一わんちゃんがなめても安心な食器洗剤です。
泡立ち・泡切れが良く使いやすいです。
わんにゃん食器の洗剤
わんにゃん食器の洗剤も天然成分を100%使用しています。
洗浄力が強く少量でもしっかりとぬめりが取れます。
ぬめりが取れる食器洗い
こちらは食器洗剤ではありませんが、スポンジと水だけでぬめりが落とせるものもあります。
洗剤は使いたくない人におすすめです。
でこぼこしたスポンジが汚れをかき出すので水をつけるだけでびっくりするくらい簡単にぬめりが取れます。
小さく切って使えるので、汚れてきたら捨てることもでき衛生的ですね。
わが家でのベストアンサー
わたしは「すぐに片付ける」と「ペット用の食器洗剤を使う」を採用しています。
以前はメラミンスポンジを使っていました。
メラミンスポンジは本当に簡単にぬるぬるが落ちます。
しかし、食器に傷がついてそこに食べカスがたまりやすくなってしまい、メラミンスポンジを使うのをやめました。
現在はペット用の食器洗剤「VISIOS オリジナル食器用洗剤」を使っています。
少々お値段が張りますが愛犬が直接口にするものに使うので、無添加&天然成分100%の安心できるものを使っています。
VISIONSの洗剤はこんな感じです。
VISIONSの洗剤を食器洗い用のスポンジにワンプッシュします。
ワンプッシュだけでかなり泡立つので食器2個は余裕で洗えます。
泡切れも良くあっという間に洗い流せるため、この洗剤を使い始めてからは食器洗いのストレスが減りました。
食器をすぐに洗えないときは食器の中に水やお湯をためてシンクの中に入れておきます。
そのまま放置しておくよりもぬるぬるが抑えられる気がしますよ。
ペット用洗剤の代わりは酸性スプレー
ペット用の食器洗剤は高いから嫌だけど、らくに洗いたい!という人にぴったりなのが酸性スプレーです。
多くのペット用の食器洗剤は酸性の成分(クエン酸やリンゴ酸)が入っています。
酸性の液体を吹きかけることでペット用洗剤と似たような効果を得ることができます。
一番お手軽なのが「酢」を使うことです。
水:酢=1:1で作れます。
スプレーに入れてお皿に吹きかければ、ぬるぬるを落としやすくすることができますよ。
穀物酢はにおいがきついので気になる方はクエン酸で作るのがおすすめです。
クエン酸で作る場合は、水200mlに対して小さじ1のクエン酸を加えてくださいね。
犬のぬるぬる食器をらくに洗う方法まとめ
ぬるぬるの食器はやり方次第で簡単に落とすことができます。
ポイント
- ぬるぬるの原因は細菌のかたまり
- ぬるぬるを落とす方法
- 洗う前にふき取る
- すぐに片づける
- メラミンスポンジを使う
- ペット用の食器洗剤を使う
- おすすめはペット用の食器洗剤
- 酸性のスプレーでも効果あり
食器洗いは毎日のことです。
ストレスなく、らくに洗える方法をぜひお試しください。
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