わんわんトピック

梅雨に注意したい愛犬のトラブル。原因と対策を解説

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じめじめとした日が続き、なにかと過ごしづらい梅雨。梅雨は湿度が高くなりトラブルが多くなる季節です。

・体をかゆがっている
・元気がなくなった
・吐いてしまった
・下痢をした

わんちゃんにこんな症状が見られることが増えます。

梅雨に潜む危険とその対策をまとめました。

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1、カビ

この季節に注意したいのがカビです。

特に気をつけたい場所は窓やドアの近くです。家の中との気温差で結露しカビが生えやすい場所になります。窓やドアの近くを好む子も多いですし、なめる可能性も高くなります。

カビの生えやすい条件

・温度:20〜30℃
・水分がある
・酸素がある

がんになる

体内にカビ大量にを取り込んでしまうと、カビが作る毒素(アフラトキシン)によって肝臓ガンになります。

人の食べ物もそうですが、わんちゃんの食べ物にもカビが生えないように気をつけましょう。

カビを生やさないために

・ペットフードはなるべく小分けのものを選ぶ。
  1ヶ月以内に食べ切れる量が理想です。

・おやつは冷蔵庫に入れる。
  冷蔵庫に入れるとカビの発生を抑えることができます。
  肉系のおやつは特に水分が多くカビが生えやすくなります。
  封を開けたら早めにあげ切りましょう。

・乾燥剤を入れる
  フードやおやつの中に乾燥剤を入れましょう。
  カビの発生に必要な酸素をなくし、発生を抑えます。

皮膚炎

カビの一種である「真菌」が原因となり皮膚炎を引き起こします。

湿度が高くなると繁殖しやすくなるため、梅雨の時期は特に注意が必要です。

皮膚糸状菌症

皮膚糸状菌が皮膚に感染することで発症します。
皮膚のケラチンがエサになるため、皮膚の角質層に入って増殖します。

皮膚糸状菌に感染すると皮膚が赤くなる、かゆがる、フケが出る、円形脱毛ができるといった症状がみられます。
幼犬、老犬、免疫力が落ちている犬は特に感染しやすいです。

皮膚糸状菌症は人獣共通感染症です。人にも感染します。
人では水虫と言われます。水虫の人は水虫の部分を犬に触れないようにしてください。
また、皮膚糸状菌症に感染した犬を触った場合は、よく石けんで手を洗いましょう。

マラセチア

マラセチアは犬の皮膚や耳の中にある常在菌です。
普段は悪さをしませんが、皮膚のコンディションが悪くなったり、免疫力が低下すると増殖します。

マラセチアが増えると皮膚炎や外耳炎を起こします。かゆがる、皮膚が赤くなる、ベタつく、耳垢が増える、独特な匂いがするといった症状が見られます。

皮膚炎はパグやフレンチブルドッグなど、ひだが多い犬種でなりやすいです。
ひだの間は湿気が溜まりやすく、マラセチアが増殖しやすい状態になっています。
シャンプーを定期的にやったり、ひだの間を優しく拭いてあげると予防になります。

外耳炎はたれ耳の犬種で発症しやすい傾向があります。
たれ耳の犬種は耳が蒸れやすくマラセチアの繁殖にはもってこいの場所です。耳の中は見えにくいため、最初は発症に気づかないことが多いです。なんか変なにおいがすると気づいた頃にはひどくなっていたという事例も多くあります。耳をかゆがるといったような異変が見られたら耳を見てあげてください。

また、早期発見・予防のためにも定期的に耳をチェックし、汚れていたらティッシュ等で拭いてあげましょう。

クリプトコッカス症

クリプトコッカスは土壌や鳥のフンに含まれている真菌です。

土壌や鳥のフンのにおいを嗅いぐことで吸い込んで体内に取り込まれます。免疫力が落ちると発症し、くしゃみや鼻水、肺炎や脳炎など様々な症状を引き起こします。吸い込んで発症することから、鼻や肺などの呼吸器症状が多く見られます。

また、クリプトコッカス症は人獣共通感染症で人にも感染します。

環境中に存在する菌なので予防は難しいですが、鳥のフンには近づかないようにしたほうがいいですね。

人獣共通感染症は一度感染してしまうと、治療が大変です。人、犬ともに感染が広がらないように治療を進めていかなければなりません。まずは感染しないように心がけましょう。

2、細菌の繁殖

梅雨の高い湿度と適度な温度では細菌の繁殖が活発になり、細菌感染による病気が起こりやすくなります。

食中毒

フードに細菌が繁殖すると食中毒になります。

ご飯の後に嘔吐や下痢、腹痛が見られたらフードによる食中毒の可能性が大きいです。

カビ毒と同様に食中毒を起こさないためにも、開封したフードはなるべく早く使い切りましょう。

膀胱炎

犬のおしっこでも細菌が繁殖します。

特におむつを履いている子は要注意です。おむつの中は蒸れやすく、特に細菌が繁殖しやすい環境になります。おむつ内で細菌が繁殖すると、そのまま膀胱へ入り膀胱炎を引き起こします。

特に梅雨の時期は早めのおむつ交換を心がけましょう。

3、ストレス

梅雨の長雨により散歩に行けなくなると、犬にはストレスが溜まります。散歩で発散していたエネルギーをできるだけ発散してあげないといけません。

エネルギーの発散方法

・おもちゃで遊ぶ
・ノーズワークおもちゃを使う
・噛むおやつをあげる
・コマンドトレーニングをする

散歩に行けない分、おもちゃでたくさん遊んであげましょう。頭を使ったコマンドトレーニングをするのもおすすめです。

中でもノーズワークおもちゃは特におすすめです。雨の日でも頭を使って遊べます。普通のおもちゃとは違い、嗅覚を使う遊びなので遊んだ後の満足感が違います。

ノーズワークおもちゃでダントツで人気なのは「にんじん畑」

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気になる方はこちらを読んでみてください。
超かわいい!にんじん畑で遊んでみた。

こんなパズルもおもしろいですね。

考えながらおやつを見つけるので、頭の体操になります。

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また、噛むこともストレス発散になります。ガムをあげるのもひとつの方法です。

ただし、ガムは夢中になって詰まらせてしまうことがあります。目の届く場所であげましょう。

※ガムをあげるのは歯が永久歯に生え変わった生後6~8ヵ月頃からにしましょう。

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馬のアキレスガム。国産、無添加で安心してあげられます。

除湿をしよう

カビや細菌の繁殖を抑えるために、除湿は欠かせません。湿度が低くなるとカビや細菌の繁殖をグッと抑えることができます。

エアコンの除湿機能を使ったり、エアコンのない部屋では除湿器を導入するのもいいですね。

また、暑い日は除湿することで犬が舌を出したときの放熱効果を高めることができるのでおすすめです。

まとめ:じめじめ対策をしよう

カビや細菌は様々な病気の原因となります。これらの繁殖を抑えるためにも除湿が大切です。

また、バランスの良い食事と適度な運動で免疫力を高めましょう。

体調を崩しやすくなる梅雨。危険を知り、しっかりと対策したいですね。

  • この記事を書いた人

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犬が大好きな元動物看護師。ペットフーディスト。ホリスティックケアカウンセラー。ペットフードマナー検定合格。 カニンヘン・ダックスフンドのくっきー(15歳)・もか(5歳)と楽しく暮らしています。犬を飼うときに知っておきたい知識や情報を発信しています。 ダックスフンドと暮らして分かった病気や経験についても載せているので参考にしてくださいね。

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